2005-06-05
_ [日常系] JAIST へ
知らない人は全然知らないけど、知ってる人はそれなりに知っている、日本に数少ない学部を持たない大学院のみの国立大学法人、北陸先端科学技術大学院大学、略して JAIST (じゃいすと)のオープンキャンパスに行ってきました。
名前に北陸と付いているだけあって、所在地は石川県。関東からだとけっこうな距離なのですが、こんなところに行けたのは大学が東京駅から無料の送迎バスを出していたから。さすがに自腹で行くのは学生の身には厳しすぎますからね…。
ただその分スケジュールはそれなりにハード。金曜日の 22:45 に東京駅に集合。朝食に寄り道をした後に土曜日のオープンキャンパスに参加し、その日のうちに帰途へ。そして日曜日の 5:30 に東京駅着。 0泊3日ってやつですね。しかもバスは夜間高速バスのような「それなりに仮眠がとれる」ものではなくただの観光バス。1時間に1回は目が覚めてた気がします。
そんな弾丸ツアーを催してまで行うオープンキャンパスは、予想以上に気合いが入ったものでした。一番驚いたのは明らかに大学院志望者とは違う、地域の方々の割合がかなり高かったこと。そんな方々にもキャンパスを自由に回ることができますし、研究室の紹介も自由に聴くことができる、本当にオープンなオープンキャンパスとなっていました。その他にもスタッフはロゴ入りのポロシャツを着ていて気軽に声をかけられるようになっていたりと、とても回りやすかったです。
続けて JAIST 自体の環境。来る前は要塞のようなところを想像していたのですが、雰囲気としては比較的最近のニュータウンといった感じですね。全ての建物が統一的にデザインされていて、窮屈になりすぎず、かといって無駄に歩くことのないようにきれいに配置されています。緩い丘陵地に立地しているにもかかわらず学生寮を除く全ての施設が同じ階で渡り廊下で繋がっていることもこれを証明しています。規模も、重要な分野はきっちりとカバーしつつ全体を楽に把握できる程度のちょうどいい規模ではないでしょうか。
ただ気になったのは、図書館の規模が少々頼りないこと。大学院なんだから読みたい本は研究予算で買えばいいのかもしれませんが、だからこそ図書館にはもう少し幅広い蔵書があると嬉しいと思います。
2年間山ごもりをして研究に専念できると考えれば、これほどお買い得な大学院もそうないと思いますが、そのような考えができるかどうかが判断の分かれ目でしょう。私は… うーん、そこまでの決意はできそうにないです…。
お、進学するのかー。
ちなみにそのまま上にあがる予定?
多分学内かなぁ。