2005-06-07
_ [技術系][Mac] Intel へ
というわけでほとんどの人が本気にしていなかった Mac への Intel チップ搭載が現実のものになりましたとさ。
意見はいろいろあるでしょうけど、これで VAIO type T ぐらいのマシンが出てきてくれるのなら私は納得します。
というか、現在の Mac ノートのラインナップを改めて見るとかなりひどいんですよね。例えば2003年1月に発表された17インチ PowerBook G4 は初期モデルで PowerPC G4 1GHz を積んでいたのですが、2年半経った現在でも G4 1.67GHz 。こんな状態ではぶっ壊れでもしない限り買い換え需要は起きないわけで、ノートに G5 が搭載できる見込みが立たない現状では他の CPU に活路を求めるのもそれほどぶっ飛んだ選択ではないでしょう。
もう1つポジティブな考えで行くと、デュアルブートの可能性ですね。メインは Mac OS を使っていても業務上 Windows を持たなければならない方でも Mac 1台で全てを済ませることができるとなると、けっこううれしい方も多いのではないでしょうか。現状でも Virtual PC という選択肢があるにはありますが、ネイティブ動作とは次元が違いますから。
気になる点を1つ挙げると、これまでは CPU が違うために同一クロックでのパフォーマンスの比較を逃れていたのですが、これからは思いっきり比較されてしまうのでかなりシビアな戦いを強いられそうなこと。これまでは Photoshop のフィルタなんかで比較して「 PowerPC G5 が載った Mac は Xeon が載った Windows より速いよ、だから Mac 使ってね」だったのですが、同じくロックの Xeon で同じフィルタ走らせて Mac 版の方が遅かったらどうするんですかねぇ…。
ともかく発売まであと1年。何としても万全の体制で臨んでほしいところです。